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5:45 S5E12

Traveling Beyond Covers | 100階建てのビルとそこで暮らす人#152

シカゴの100階建てのビル、ジョン・ハンコック・センター。その外側には巨大なX字の骨組みが見えます。 構造を設計したのは、技術者ファズラー・ラーマン・カーン。建築家ブルース・グラハムとともに、建物の強さと、人が過ごす空間を考えました。 当初は別々だったオフィスと住宅を、なぜ一棟にまとめたのか。今回は、その設計の背景と、カーンが大切にしていた「人」へのまなざしをたどります。 【今回の引用】 “…life is art, drama, music and, most importantly, people.” — Fazlur R. Khan 「人生とは、芸術であり、演劇であり、音楽であり、そして何より、人なのです。」 ※発言の後半を抜粋。日本語は番組による訳です。 【引用出典】 Richard M. Kielar “Construction’s Man of the Year: Avant garde …

5:45 S5E11

Traveling Beyond Covers | 日系人収容所を経て針金を編んだ彫刻家#151

1947年、メキシコの町トルーカ。 ルース・アサワは、一本の針金を輪にしながら編んでいく、卵籠の作り方に出会いました。 暮らしの道具を作る技法は、やがて空間に線を描く彫刻へ。 六人の子どもが行き交う家で制作を続けたアサワと、ありふれた素材から生まれた形をたどります。 【今回の引用】 “An artist is not special. An artist is an ordinary person who can take ordinary things and make them special.” Ruth Asawa 「芸術家は、特別な人ではありません。 芸術家とは、 ありふれたものを特別なものにできる、 …

5:45 S5E10

Traveling Beyond Covers | 盲目の老女と手の中の鳥『Nobel Lecture』#150

盲目の老女を試そうと、手の中に一羽の鳥を隠した若者たち。 鳥は生きているのか、死んでいるのか。 1993年、トニ・モリスンはノーベル文学賞講演の壇上で、この古い物語を語りました。 老女の答えから始まる、言葉を持つ者の責任と、物語が生み出すものをたどります。 【今回の引用】 “Narrative is radical, creating us at the very moment it is being created.” Toni Morrison 「物語はラディカルだ。 物語が生まれる瞬間に、 私たちもまた、つくられる」 〈番組による訳〉 【引用出典】 Toni Morrison “Nobel Lecture” The …

5:45 S5E9

Traveling Beyond Covers | 1時間ごとの打刻『Time Clock Piece』#149

Traveling Beyond Covers | 1時間ごとの打刻『Time Clock Piece』#149 「生きることは終身刑。 生とは、時間が過ぎること。 生とは、自由に考えること」 1980年4月11日。 パフォーマンス・アーティスト、テーチン・シェは、一年間にわたる作品を開始しました。 昼も、夜も、眠っているはずの時刻にも、一時間ごとにタイムレコーダーへ打刻する。 打刻するたびに自分の姿を撮影し、8,760時間を記録する。 一時間以上続けて眠ることも、タイムレコーダーから遠く離れることもできません。 一年後、撮影された写真は、およそ七分の映像になりました。 今朝は、《One Year Performance 1980–1981》、通称《Time Clock Piece》から、身体を通り過ぎていく時間をたどります。 【今回の引用】 “Life is a life sentence; life is …

5:45 S5E8

Traveling Beyond Covers | 98年待ったバス『Blanco y Verde』#148

「私は、バスが来るのを98年待った」 白と緑。 二つの色と、一本の直線。 カルメン・エレーラは、1940年代から幾何学的な抽象画を描き続けました。 ニューヨークの美術市場から長く評価されないまま、初めて絵が売れたのは2004年。彼女が89歳のときでした。 やがて作品は、美術館のコレクションへ収められていきます。 98歳になったエレーラは、遅れて届いた評価を「バス」にたとえ、笑いながら語りました。 今朝は、代表的な連作《Blanco y Verde(ブランコ・イ・ベルデ/白と緑)》と、彼女が引き続けた線をたどります。 【今回の引用】 “I waited 98 years for the bus to come.” — Carmen Herrera 〈番組による訳〉 「私は、バスが来るのを98年待った」 【引用出典】 Carmen Herrera ドキュメンタリー映画『The 100 …

5:45 S5E7

Traveling Beyond Covers | 「わからない」から生まれるインスピレーション #147

Traveling Beyond Covers | ノーベル賞で語った「わからない」『The Poet and the World』#147 「インスピレーションが何であれ、それは、途切れることのない『わからない』から生まれる」 1996年、ノーベル文学賞を受賞したポーランドの詩人、ヴィスワヴァ・シンボルスカ。 ノーベル賞講演の壇上で彼女が語ったのは、答えを持つ者の確信ではなく、「わからない」という言葉でした。 詩人だけではなく、医師も、教師も、庭師も。 ひとつの問題を解けば、そこから新しい問いが生まれる。問いを見つけ続ける限り、仕事は冒険であり続ける。 今朝は、ノーベル賞講演『The Poet and the World(詩人と世界)』から、インスピレーションと「わからない」の関係をたどります。 【今回の引用】 “Whatever inspiration is, it’s born from a continuous ‘I don’t …

5:45 S5E6

Traveling Beyond Covers | 清掃員との握手『Touch Sanitation』#146

Traveling Beyond Covers| ミエレル・レーダーマン・ユケレス 「革命の後、月曜の朝に、誰がごみを拾いに行くのか」 家事、育児、清掃、修理。 何かを新しく生み出す仕事の陰には、それを保ち、翌日へつなぐ仕事があります。 今回取り上げるのは、社会を維持するための見えにくい労働を作品にした、アメリカのコンセプチュアル/パフォーマンス・アーティスト、ミエレル・レーダーマン・ユケレス。 1979年から約11か月をかけて、ニューヨーク市衛生局の59管轄区を回り、8,500人の職員と握手をした《タッチ・サニテーション》をたどります。 ──────────────── 【今回の引用】 “The sourball of every revolution: after the revolution, who’s going to pick up the garbage on Monday morning?” — …

17:34 S5E5

Love and Respect #145

映画『マダム・イン・ニューヨーク』から、家族について考えます。 “Family will never put you down.” 家族だから、何を言ってもいいわけじゃない。 親しいから、相手を小さく扱っていいわけでもない。 家族に必要なのは、Love and Respect. 英語ができるようになる前も、できるようになった後も、シャシはシャシ。 何をするか、DO。 何を持つか、HAVE。 何ができるか、CAN。 それらによって、人の尊厳が決まるわけではない。 DOでもHAVEでもCANでもない、BEの私たちを祝福しよ! 今回は、昨年の夏にリリースしたオリジナル曲 「Who Defines Me」 とともにお送りします。 🎬『マダム・イン・ニューヨーク』 http://www.madame.ayapro.ne.jp/ 🎧 Who Defines Me — …

26:36 S5E4

YOUR VOICE, YOUR JOURNEY「Back to the Future」⑵ #144

STORYS STAND代表 リチャードさん・後半 「なんでこんなに惨めなんだろう……」 かつて高層ビルの窓辺でお茶をすすりながら、悔しさと惨めさに震えていた20代の若者。彼は20年後、日本中に「人生の物語」を気軽にアーカイブできる温かい居場所を作っていました。 今回のゲストは、前回に引き続き、一人ひとりの人生の物語を紡ぐポッドキャストスタンド「STORYS STAND」代表のリチャードさんをお迎えします。 エリート商社マンから、転職エージェント、そして妻のキャリアを優先して渡ったイギリスでの「駐在夫」生活へ。数々の転機を経て、あの「ビリギャル」が誕生した伝説のWebサイト「stories.jp」を譲り受け、音声メディアへと拡張させたリチャさん。一見バラバラに見える点と点が、今、美しく一本の線に繋がっていきます。 「過去は何度も味わい直せる。そうやって自分の過去はレベルアップしていく」 TBSラジオの伝説的プロデューサーとの震えるような再会と、20年越しの「伏線回収」。 そして、AIが様々な労働を代替していくこれからの時代に、なぜ「関係性」こそが最後のセーフティネットであり、私たちを豊かにするのか? あなたの何気ない、けれど唯一無二の物語も、きっと誰かを救う光になるはずです。心がじんわりと温かくなる40分間、ぜひ最後までお楽しみください! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 🎧 今回の聴きどころ(Time Stamps) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・「くそ、なんで自分は……」20代の惨めさと、後悔を学びに変えるリフレーミング ・TBSラジオ「黒幕」プロデューサーとの再会:20年越しのエモすぎる伏線回収 ・ビリギャル誕生の地「stories.jp」から「ストーリーズスタンド」誕生の裏話 ・イギリスでの駐在夫(中夫)体験から見えた、無自覚だった男女の不平等 ・「もはや他人ではない」108の棚主たちが作る、これからの時代のサードプレイス ・有名人でもそうでなくても、すべての人に語るべきストーリーがある ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 📢 リスナーの皆様へ:気軽に物語を語りに来ませんか? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ストーリーズスタンドでは、毎週金曜日に「物語収録会」を定期開催しています! 「どんな人にも語るべき物語があって、それはただ語られていないだけ」 有名人もそうでない人も等価に扱うこの場所で、あなたのドキュメンタリーを保存してみませんか? …

25:15 S5E3

YOUR VOICE, YOUR JOURNEY「Back to the Future」⑴ #143

「自分の人生の手綱、いつの間にか誰かに握られていませんか?」 今回のゲストは、現在コーチングや新スタジオの運営に挑戦しているリチャードさん。イギリスと日本のハーフである彼が歩んできたのは、一見すると誰もが羨む「エリート街道」でした。 住友商事から、リクルートへ。 そして35歳、キャリアの絶頂期で会社を辞め、妻の海外赴任に伴いイギリスへ渡って「専業主夫」になるという大胆な決断。 しかしリチャードさんは、その華麗に見える決断の裏側を、驚くほど正直に、人間味たっぷりに明かしてくれます。 「ぶっちゃけ、かっこよく見えるだろうという『打算』もあったんです」 「でも、『あいつは出世コースから降りたんだな』と思われるのが、何より怖かった」 彼はどのようにして「他人の目」というブロックを外し、本当に大切なものを選び取ってきたのか? 今、すべての人に伝えたい「自分の心を自分で守る」ためのマインドセットとは―。 プレオープン中の温かい木の温もりが漂うスタジオ「STORYS STAND」より心地よい空気感とともにお届けします。 温かいお茶を片手に、これからのあなたの生き方を少しだけ内省する時間をお楽しみください。 --- 🎧 今回の聴きどころ *木の温もりが香る、プレオープン中の「ストーリーズスタンド」よりお届け *35歳でイギリスへ。エリートキャリアを捨てて「主夫」になると決めた理由 *「かっこよく見られたい」打算と、「出世から降りた」と思われる恐怖 *イギリス人から見た日系大手A社からB社への転職「どっちも日本語でしょ?」 *住友商事からリクルートへ。実は「メンタルヘルスを守るため」の転職だった *「自分の心を自分で守ろうぜ」人生の手綱を他人に握らせないためのヒント *どこまで過去を遡れば、違う人生があったか? 導き出した「今の自分が最上」という答え --- 👤 出演者プロフィール * ゲスト:リチャードさん 株式会社和百八 共同代表。住友商事、リクルートを経て、2022年より妻のロンドン赴任に伴い2年半の専業主夫生活を送る。現在は経営者向けコーチングや「STORYS …

10:03 S5E2

アルジャーノン/ヨルシカ #142

貴方はどうして僕に心をくれたんでしょう貴方はどうして僕に目を描いたんだ空より大きく 雲を流す風を呑み込んで僕のまなこはまた夢を見ていた 裸足のままで 貴方はゆっくりと変わっていく とても小さく少しずつ膨らむパンを眺めるように貴方はゆっくりと走っていく長い迷路の先も恐れないままで 貴方はどうして僕に名前をくれたんでしょう貴方はどうして僕に手を作ったんだ海より大きく 砂を流す波も呑み込んで小さな両手はまだ遠くを見てた あくびを一つ 僕らはゆっくりと眠っていくとても長く 頭の真ん中に育っていく大きな木の根本をゆっくりと歩いていく長い迷路の先を恐れないように いつかとても追いつけない人に出会うのだろうかいつかとても越えられない壁に竦むのだろうかいつか貴方もそれを諦めてしまうのだろうかゆっくりと変わっていくゆっくりと変わっていくゆっくりと変わっていく 僕らはゆっくりと忘れていく とても小さく少しずつ崩れる塔を眺めるように僕らはゆっくりと眠っていくゆっくりと眠っていく 貴方はゆっくりと変わっていく とても小さくあの木の真ん中に育っていく木陰のように貴方はゆっくりと走っていく長い迷路の先も恐れないままで確かに迷いながら [アルジャーノン/ヨルシカ] 今回は、自分の誕生日に寄せてヨルシカの『アルジャーノン』を朗読しました。その意味を噛み締めながら。ちいさな命たちが痛みと共にトンネルを潜り抜けた先に別離を感じ、涙がこぼれました。人には決して打ち明けない様々な困難がありました。しかし、もし生まれ変わることがあるのなら、私は迷わずこの人生を選びます。私を形作るすべてのことに感謝して。 過去を受容するということは、完璧であると評価することではなく、自分が歩んできた時間そのものを、痛みも含めてなお、愛することなのかもしれません。 【パーソナリティ】 ソフィ(MC・ラジオDJ・ナレーター) 協力:RKB毎日放送株式会社 Podcast Lab. Fukuoka BGM・Jingle制作:SOPHIE Music : Generated with AI …

17:47 S5E1

詳しくないと好きじゃないの?#141

「好き」って、知識量で決まるのでしょうか。 「本当に好きなら、それくらい知っているはず。」 そんな言葉を耳にすることがあります。 でも、「好き」と「詳しい」は、本当に同じ意味なのでしょうか。「好き」だから「詳しくなる」ことはあっても、「詳しくなければ好きじゃない」と言えるのか?それは他人がジャッジすることなのか? 今回のエピソードでは、HIPHOPを例に、「好き」という言葉の中に隠れているさまざまな意味を紐解いていきます。 HIPHOPを例に、音楽としてのHIPHOP、カルチャー、歴史、社会背景、言葉遊び、そして人生の記憶。 同じ「HIPHOPが好き」でも、人によって見ているHIPHOPはまったく違うのかもしれません。 知識は「好き」の証明なのか。それとも、「好き」の先にあるものなのか。 そんな問いについて、一緒に考えてみませんか。 番組で紹介した『DANDY HIPHOP』はこちらから 🟢Spotify https://open.spotify.com/show/3pkTnxfB4BiCB1CTJUiREA?si=SjlIlN3aQxSdstV5pxXgeg 【MC】 Shot Gun Dandy ⁠https://x.com/shotgundandymk3?s=21⁠ SOPHIE ⁠https://x.gd/SlIGnP⁠ 💿お便りの宛先 ⁠https://forms.gle/9EjUyjh8QfzwQCgo6⁠ 🎧番組で紹介したPlay List ⁠https://open.spotify.com/playlist/4MTboyeA0QUDAVLqRLyqaV?si=txMSNnbeTq-QxMQKIjy2CAπ=09LWJGoGS7KPZ⁠ ”Rap is something you do, …